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V期 Royal North Shore Hospital

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 エレクラV期では、Sydney大学付属のRoyal North Shore Hospital手の外科で実習を行いました。

@準備

 私は実習の準備が非常に遅く、これは実習に行けないかもしれないと思ったことが何度もありました。これでも実習に参加できるという最もダメなケースとして報告を書きますが、来年度以降絶対に真似をしないようにしてください。

 まず7月頃Application package、推薦状、保険(MIPSなど)を用意し、Sydney大学の担当者にメールしました。実習科が決まって仮受入れの返信がきて、enrollment feeとして100ドルを支払いました。HP上ではApplication package、推薦状の原本を送ることになっていますが、私はスキャンで済ませてしまいました。特に何も言われなかったので問題はなかったようです。

 それから、犯罪経歴証明書(CPC)National Police Check(NPC)、ワクチン接種の証明を実習が始まる3ヶ月前までに送ることになっているのですが、色々わけあって気力がわかず、ちょうど3ヶ月前になって残りの手続きを思い出しました。あわててSydney大学の担当者にメールして間に合わないと伝えると、特に期限は切らないから準備が出来たら送ってねという優しいお返事。急いで準備に取り掛かりました。ワクチン接種の証明が一番早く取得でき、スキャンしてメールしたのですが、またしても問題発生。私はB型肝炎の抗体がついていなかったため、追加接種を求められました。12月から追加接種を行っても3月の実習までに抗体がつくかよくわからないので、非常に焦ったのですが、よくよくHPを見るとワクチンの接種さえ決められた方法で行えば、実習を開始出来るようになっていました。B型肝炎に関しては、抗体がないという理由で参加を断られることはなさそうです。CPCNPC1月初めに取得し、B型肝炎のワクチンは12月終わりと2月のはじめに追加接種を行いました。残りの授業料900ドルを支払ったのは1月だったと思います。これだけバタバタしたものの3月には無事実習を行うことが出来ました。

 今回の準備の遅れはすべて自分の責任で、Sydney大学の担当者には何度も謝罪しましたが、あちらとしては最終的な書類がそろえば特に期限は気にしていないようです。おおらかなMartinさんに感謝です。

A実習

 実習内容は外来と手術を見学するというのが基本で、特に難しいものではありませんでした。医師と患者さんが話しているのを聞きとるのは厳しい時もありましたが、病気に関することは後でドクターが補足して下さり、勉強になりました。自分は内科系の疾患の説明を英語で理解する自信がなく、疾患が限られている上に見て分かりやすそうな手の外科を選んだのですが、これは正解だった気がします。

B現地での生活

 現地ではSt Leonards Mansionsという宿泊施設に1ヶ月滞在しました。1ヶ月で1600ドルほどと、ホームステイと比べると割高ですが、自分は寝るとき1人になれないと死んでしまうのでこちらを選びました。非常にきれいで快適に滞在できました。お勧めです。キッチンや洗濯機、アイロンなどもあります。病院までは徒歩10分弱だったと思います。

 実習は午前中で終わってしまうことも多く、午後はシドニーの街を散歩しました。きれいな海に面した非常に美しい街で、とても幸せな時間でした。オーストラリアンホテルというパブのビールが美味しいので、来年以降行く人で暇があったらどうぞ。

 唯一辛かったのは物価が非常に高かったことです。水のペットボトルが3ドルだったのには引きました。お金は余計に持っておいた方が良いです。自分はJapan net bankというところで口座を作り、visaデビットでお金を引き出していました。web上で全ての手続きが完了しますし、便利でした。

C最後に

 1ヶ月間でしたが、英語圏の病院で実習をするのは大変刺激になりました。自分の怠慢で色々な方にご迷惑をお掛けしましたが、多くのお力添えを頂き感謝しております。